百日草2006年3月号の仕事
三島由紀夫[近代能楽集]に捧げるオマージュ
[風姿華伝]
ヘア・ネイル監修・衣裳・題字:松崎安延[ぬばたま]
メークアップ:青木伸恵、羽生真理子
撮影:小暮幸男
稀代の美貌と才能に恵まれた世阿弥は、時の将軍足利義満の絶大なる
庇護のもとでさらなる幽玄、夢幻舞いを確立し[花伝書]をはじめ能にかかわる
多くの著書を残してこの世を去った。
[秘すれば花なり]と至上の金言と共に
「時の花、真の花、妙なる花を咲かせるため一生涯が稽古の連続」と
言い切っている
私淑する三島由紀夫の戯曲[近代能楽集]八作の主人公をモチーフにして
華の有りかたを髪に託してみた。
美を創作する者の一人としてこれからもさらに真の花を技と心に描き続けて生きて生きたい
[松崎安延](ぬばたま)